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2017-02-27 15:00:00 更新

低消費電力で長距離通信が可能なIoTサービスの本格展開について

2017年2月27日
関西電力株式会社

低消費電力で長距離通信が可能なIoTサービスの本格展開について

当社は、IoTに用いる通信技術として、通信速度を抑える代わりにコストが安く、少ない消費電力で長距離通信が可能という特長を持つ、LPWA(Low Power Wide Area)を採用し、双方向通信に対応するLoRa(ローラ)方式の無線通信機器を当社グループで電力量計の製造・販売を行う、株式会社エネゲートと共同で開発し、低消費電力で長距離通信が可能なIoTサービスを本格展開することとしました。

今回、新たに開発した通信機器は、通信端末が電池だけで10年以上の長期間にわたり機能を維持でき、また、データ収集と機器の制御が可能であることに加え、これまで運用してきたスマートメーターの設計ノウハウを活かし、あらゆる天候にも耐えうる構造としており、特に通信基地局は、2本が主流であったアンテナを8本とし、8チャンネルの電波を同時に利用することで、効率的な通信が可能となりました。

この機器を用いることで、大幅に通信コストを抑え、これまでIoT化が難しかったエリアやお客さまに対し、通信ネットワークを構築し、機器の遠隔監視や制御、さらに、収集したデータを分析し提供するまでの、IoTサービスを本格展開することとし、今後、全国での展開も視野に入れ、様々なお客さまにご提案を進め、平成29年度上期からのサービス開始を目指します。

今回の取組みにより、山間部や河川等、通信端末の電源が確保しづらいエリアで、各自治体が取り組んでいる、河川の水位監視や水門の開閉、橋や道路の劣化状況の監視といった業務をIoT化し、遠隔で実施することが可能となる等、幅広い分野での活用が期待されます。
また、LPガスや水道メーターの遠隔検針への活用も可能であり、特に、LPガスメーターへの導入については、遠隔検針・制御による業務の効率化を検討されている、岩谷産業株式会社と共同で、今後の本格導入に向け、実証試験について調整を進めているところです。

IoTは、今後のスマートで安心・安全、快適な暮らしを下支えする技術であり、今回の取組みは、それを具体的に推し進めるものです。当社グループは引き続き、IoTの進展をリードすべく、取り組んでまいります。

以 上

<無線通信機器およびサービスに関する問い合わせ先>
【メールアドレス】 kansaidenryoku.iot@a5.kepco.co.jp
【電話番号 (直通)】050-7104-2122(IT戦略室 情報通信事業推進グループ)


情報提供:JPubb

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