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2016-08-30 15:00:24 更新

当社グループが発電設備を納入した中国清遠揚水発電所の営業運転開始について

プレスリリースに掲載されている情報(製品の価格/仕様、サービスの内容及びお問い合わせ先など)は、発表日現在の情報です。予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。最新のお問い合わせ先は、東芝全体のお問い合わせ一覧をご覧下さい。

当社グループが発電設備を納入した中国清遠揚水発電所の営業運転開始について

2016年08月30日

当社グループ会社の東芝水電設備(杭州)有限公司(以下、東芝水電)が中国南方電網調峰調頻発電公司の清遠揚水発電所向けに納入した32万kW揚水発電設備4セットがこのたび全台営業運転を開始し、本日営業運転開始式が開催されました。

今回納入したのは、32万kWのポンプ水車、発電電動機および各種付帯設備4セットです。ポンプ水車には、揚水発電向けとして当社が世界に先駆けて開発してきたスプリッタランナを採用しています。スプリッタランナは、長翼と短翼を交互に配置し、翼の枚数を増やすことで、水流の乱れを抑制できる構造になっています。この構造により、水車内の水の流れを整え、機器振動の要因である水圧脈動注1を低減することで、機器の信頼性を従来型注2より高めました。

東芝水電は、中国浙江省で水力発電設備を製造しており、2005年の設立以降、87台の水車・ポンプ水車、101台の発電機・発電電動機を納入しています。東芝水電は、大規模プロジェクトの管理や、監視制御装置など幅広い付帯設備の設計、また発電所での調整試験のための組織をそれぞれ立ち上げ、当社が国内外で培ってきたノウハウを移管させることにより、本プロジェクトを完遂しました。

中国では、ベース電源として利用される原子力発電所の新設が数多く計画される一方、ピーク時対応などに効率良く発電できる揚水発電所へのニーズも高まっており、2020年までの5年間に中国全土で新たに6,000万KWの着工が計画注3されています。東芝水電は、増産投資を通じ、成長を続ける揚水発電市場における事業拡大を図っていきます。

当社グループは今後も、高品質な発電機器を国内外で展開し、水力発電事業をはじめとした再生可能エネルギー事業での受注拡大を目指します。

注1
水圧脈動:水車内の水圧が変動する現象
注2
従来の可逆式フランシス型ポンプ水車ランナと比較して、部分負荷(小出力)領域において水圧脈動が低減される(従来タイプの約半分程度)。
注3
出典:中国国家エネルギー局「第13回5ヵ年計画」

今回納入した製品の概要

発注者調峰調頻発電公司(中国の送配電企業である南方電網公司のグループ企業)
所在地中国 広東省
納入設備 32万kW揚水発電設備(ポンプ水車、発電電動機、各種付帯設備)4セット
揚程最高509m

今回納入した揚水発電設備

スプリッタランナ



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