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2016-07-28 00:00:00 更新

大成札幌ビル リニューアルで「ZEB Ready(50%省エネビル)」を実現

大成札幌ビル リニューアルで「ZEB Ready(50%省エネビル)」を実現

2016年7月28日


大成建設株式会社

大成建設株式会社(社長:村田誉之)は、大成札幌ビルのZEB化に向けたリニューアルをこの度完成させ、2015年12月に経済産業省より公表されたZEB新定義による一次エネルギー消費量を50%以上削減した「ZEB Ready」省エネビルを実現しました。

当社では、これまで地球温暖化防止は建設会社の責務と捉え、一昨年、当社技術センターZEB実証棟において「国内初の都市型ZEB®」を実現するとともに、その実績データやノウハウの活用により、ZEB化のための計画・評価ツール「T-ZEBシミュレーター」を開発し、ZEBの普及に努めてきました。
この度、運用を開始する大成札幌ビルは、これらの実績を活かし、当社が進める「市場性のあるZEBの普及」を具体化したリニューアル建築物件第1号となります。

今回のリニューアルでは、通常業務を継続しながら工事を進め、新技術を含む「ZEB化のための照明技術」などの導入により、「ZEB Ready」を実現しました。
以下に既存建物のZEB化を実現した技術を紹介します。

(1) 大成オリジナルLED照明
天井面に設置された新規開発の高効率なLED照明および照明器具下部面に光を拡散するプリントルーバーを採用し、LEDが持つ直進性の強い光の照射を和らげ、柔らかな配光を実現しました。LED照明の眩しさを抑えながら、明るさ感のある光環境を提供し、快適な執務空間を実現します。
(2) タスク&アンビエント照明
個人スペースと共有スペースの照明を分けたタスク&アンビエント照明方式を採用し、各デスクにタスクライトを設置しました。天井照明による照度300lx、タスクライトによる照度400lxを合わせ、机上面で執務に必要な照度700lxを確保し、全体の照明エネルギーを削減します。
(3) T-Zone Saver/照明を単体制御
人の在/不在を検知する人検知センサ情報に基づき、照明器具を1灯単位できめ細かく制御し、照明エネルギーの最小化を実現します。
(4) T-Zone Saver/省エネ状況の見える化表示
人検知センサによる情報と連携し、在席による適正な明るさの状況や、人の在/不在情報を在(赤色)、不在(灰色)としてリアルタイムに表示し、T-Zone Saverによる省エネ状況や効果をモニターで見える化すると共に、建物運用開始後の在席情報管理により、利用者の意識向上を促し、更なる省エネルギー化を支援します。

今後、当社では、2018年に「市場性のあるZEBの普及」を目標に、今回採用した照明技術をはじめとした様々なZEB化技術と、計画・評価ツール「T-ZEBシミュレーター」を活用して、全国で計画中のZEB化を目指した建物の新築・改修を積極的に推進してまいります。


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情報提供:JPubb

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