米国における発電所の運営・保守事業の強化・拡大について

2016年6月28日

伊藤忠商事株式会社（本社：東京都港区、社長：岡藤正広、以下「伊藤忠商事」）は、米国子会社のNAES Corporation（本社：米国・ワシントン州、以下「NAES社」）を通じ、米国で発電所運転・保守サービスやアセットマネジメントサービスを提供するPurEnergy LLC社（本社：米国ニューヨーク州、以下「PurEnergy社」）を買収致しました。

NAES社は伊藤忠商事とその米国法人伊藤忠インターナショナルの100%子会社であり、米国における発電所の運営・保守サービス事業の最大手として、現在米国を中心に120ヶ所以上、累積では世界12カ国に於いて254発電所（発電容量ベースで約72GW）の独立系発電所の運転・保守サービスを手掛けており、発電所オーナーにサービスを提供する発電所運転・保守会社の中でトップシェアを有しています。また、発電所運転・保守サービス以外にも、電力分野におけるエンジニアリング、技術支援サービス、及び電力、石油・ガス、石油化学、紙パルプ等製造業向けの保守・工事業務も行っております。

今回買収したPurEnergy社は、発電所の運転・保守のみならず、売電契約をはじめとする各種契約の管理・燃料供給・財務面など発電所資産の全面的な管理サービス「アセットマネジメント」に高い専門性と実績を有しており、発電所の運転・保守サービス事業を米国とカナダで14か所、アセットマネジメントを米国20か所で手がけております。本買収によりNAES社は発電所の運転・保守サービス分野における顧客基盤を拡大すると共に、PurEnergy社の持つアセットマネジメントサービスにおける発電資産の信頼性、効率性を最適化するノウハウを取り入れる事で、顧客ニーズにより幅広く応える事が可能となります。

伊藤忠商事は、堅調な電力需要の伸びが見込まれる北米における電力関連事業の裾野を広げ、多面的な取組を展開することで、発電事業とサービス事業の両面において更なる事業価値の向上に取り組んで行く方針です。

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