本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。
2015.07.31
清水建設(株)<社長 宮本洋一>と新日鐵住金エンジニアリング(株)<社長 藤原真一>で構成する共同企業体(清水・新日鐵住金エンジJV)は現在、福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業の第2期工事として、福島県楢葉町沖約20kmの海域において世界最大の7MW油圧ドライブ式浮体式洋上風力発電設備「ふくしま新風」(7MW発電設備)の係留作業を実施しています。
ふくしま新風の規模は、海面からの最高到達高さ189m、翼の回転軸までの(ハブ)高さ105m、翼長81.7m(3枚)、重量1,700tで、規模、出力とも世界最大です。設備を搭載するL字型の浮体の規模は一辺106m、高さ32m(計画喫水17m)、重量5,500tです。
清水・新日鉄住金エンジJVは7月28日17時から約12時間をかけ、ふくしま新風を小名浜港から実証研究実施海域まで約60km曳航。翌29日の夜明けとともに既設の係留用の8本の巨大チェーンと浮体との連結作業に着手しました。巨大チェーンは各870m、チェーンを構成するリングの太さ(呼び径)132mm、総重量2,800tで、清水建設・新日鉄住金エンジJVが敷設したものです。7月31日には3本目のチェーンとの連結作業を実施します。海象条件にもよりますが、係留作業は早ければ8月9日にも終了する予定です。
その後、ふくしま新風と既設の浮体式洋上サブステーション(洋上変電所)「ふくしま絆」をライザーケーブルで連結する作業に移り、9月下旬にも一連の設置作業を終了する予定です。
以 上
≪参 考≫
■浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業
委託者 | : | 経済産業省 |
受託者 | : | 福島洋上風力コンソーシアム 丸紅(株)、東京大学、三菱商事(株)、三菱重工業(株)、 ジャパン マリン ユナイテッド(株)、三井造船(株)、新日鐵住金(株)、 (株)日立製作所、古河電気工業(株)、清水建設(株)、みずほ情報総研(株) (11者で構成) |
■清水・新日鐵住金エンジJVの役割
1.浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業「第1期工事」
<2MWダウンウィンド型浮体式洋上風力発電設備>
2.浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業「第2期工事」
<7MW油圧ドライブ式浮体式洋上風力発電設備>
■風力発電設備と変電設備の据付位置
変電設備 | 北緯37度18分38.9秒、東経141度14分24.3秒 | |
発電設備 |
|
福島県楢葉町沖約20kmの海域で係留作業中の「ふくしま新風」
ニュースリリースに記載している情報は、発表日現在のものです。ご覧になった時点で内容が変更になっている可能性がございますので、あらかじめご了承ください。ご不明な場合は、お問い合わせください。
情報提供:JPubb