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2015-04-27 00:00:00 更新

四時ダム発電所(ダムESCO 事業)が発電を開始しました

日本工営株式会社
2015 年 4 月 27 日


四時ダム発電所(ダム ESCO 事業)が発電を開始しました


日本工営株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:有元龍一)は、福島県いわき市四時ダムに四時ダム発電所を設置し、4 月 24 日に運転を開始しました。


ダム ESCO 事業はダム管理費の削減と再生可能エネルギーの有効利用を目的とした事業で、民間資金でESCO 設備の設計・施工を実施し、水力発電設備を含む設備機器の所有と運転・維持管理を行う仕組みです。当社子会社の NK 福島水力発電株式会社は、ダムの利水放流を活用する水力発電所(最大出力 470kW)を建設し、売電の事業主体となって固定買取制度で収入を得ます。


本事業により、県民へ安定的な電力の提供が可能(一般家庭約 760 世帯分)になるほか、二酸化炭素排出量の削減、これまで県が負担していたダム管理費の軽減が期待されます。19 年間の契約期間経過後は、発電設備などを福島県に無償譲渡いたします。


本事業において当社および NK 福島水力発電株式会社は、調査、設計、施工、発電設備の据え付け工事、水力発電設備を含む設備の設計・改修といった水力発電に関する全ての工程を当社内で実施いたしました。特に、水車・発電機は当社の福島事業所(須賀川市)で製作したため、まさに地産地消の発電所となりました。運転開始後は当社で開発したモニタリングシステムを活用し、遠隔地から発電状況を監視するなど、創業以来培ってきた水力発電に関するトータルソリューションを提供しております。


当社はこれまで 2013 年 9 月に栃木県寺山ダム、2015 年 4 月に塩原ダム(発電事業者はいずれも当社子会社 NK ダム ESCO 栃木株式会社)にてダム ESCO事業を実施してきましたが、今回の四時ダム ESCO事業は東北地方初のダム ESCO 事業となります。当社は、建設コンサルタントや電力関連事業などの既存事業で蓄積した技術・ノウハウを活用する新分野として、小水力発電事業の拡大に力を注いでおり、四時ダム発電所は 4 ヶ所目の発電所となります。今後も再生可能エネルギー事業の実績を着実に積み重ねてまいります。


※FIT 制度 発電された電気を、一定期間・固定価格で電力会社等が買い取ることを国が義務付けるもの。通常新設の発電所のみが対象となるが、水力発電所は建設に長期間かかること、既設の施設の有効活用の観点から、FIT 制度の利用が可能となっている。


以上


―お問合せ先―
日本工営株式会社
総合企画部 コーポレートコミュニケーション室
TEL :03-5276-2454 Email:info@n-koei.co.jp
ホームページ:http://www.n-koei.co.jp/


■発電設備の概要
名称: 四時ダム発電所
水車発電機: 横軸フランシス水車同期発電機
最大出力: 470Kw
年間発生電力量: 約 276 万キロワットアワー(一般家庭約 760 軒分の使用量に相当)

情報提供:JPubb

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