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2015-03-30 10:25:56 更新

木質バイオマス発電事業会社を設立 - 未利用の林地残材や間伐材を主燃料に森林資源を有効活用

愛媛県初 木質バイオマス発電事業会社を設立
~未利用の林地残材や間伐材を主燃料に森林資源を有効活用~

2015年03月30日

豊田通商株式会社の子会社である株式会社エネ・ビジョン(本社:名古屋市、社長:森田 孝、以下エネ・ビジョン)は、愛媛県松山市において木質バイオマス発電事業の100%子会社 合同会社えひめ森林発電 を設立し、愛媛県で初めての木質バイオマス発電事業を開始します。

1.事業開始の趣旨

エネ・ビジョンは、2013年6月に合同会社しまね森林発電を設立し、島根県で発電規模12,700kWの木質バイオマス発電事業に参入し稼働開始に向けた準備を進めています。当該プロジェクトが順調に進行していることから、木質バイオマス発電事業の2基目の案件について事業化調査を進めて参りました。

愛媛県は県土の7割にあたる約40万1千ヘクタールを森林が造成しており、木材の素材生産量は全国第10位の出荷量を誇っております。平成26年度より「林業躍進プロジェクト」を立ち上げ主伐を計画的・段階的に導入し県産材の増産を図ることで林業を地域の成長産業としての育成を目指しています。

このたびエネ・ビジョンは愛媛県において、更なる森林資源の有効活用、森林環境の改善、再生可能エネルギーの普及促進への貢献を目指し木質バイオマス発電事業を開始いたします。

2.事業の概要

本件は、再生可能エネルギーの固定価格買取制度を活用した事業で、木質バイオマスを燃料として、規模は12,500kw(発電端)、11,100kw(送電端)を予定しています。使用する燃料は、発電所近郊の間伐材や林地残材を中心とした県内の未利用材を主燃料とし、一部PKS(やしの種子がら)の輸入材を混焼させる予定で、林業やチップ加工などの雇用を生み出すと共にエネルギーの地産地消につながります。

発電所の建設予定地は、愛媛県松山市大可賀のコンビナート内で、主要な設備はボイラーや蒸気タービン発電機で構成されます。年間予定発電量は 約87,000MWhで、四国電力株式会社へ売電する計画で約2万4千世帯の年間消費エネルギーに相当します。年間売上は最大約24億円を予定しており、稼働予定時期は、2017年12月に発電所が完工、試運転を開始し、2018年1月より営業運転を開始する予定です。

参考資料

◇ エネ・ビジョンの概要

名称

株式会社 エネ・ビジョン

事業内容

コージェネレーション設備並びに省エネルギー設備の提案、設計、施工、メンテナンス

設立

2002年3月

所在地

名古屋市千種区今池四町目1番29号ニッセイ今池ビル5階

代表者

森田 孝

資本金

92百万円

株主構成

豊田通商株式会社 52.2%
ヤンマー株式会社 26.1%
株式会社豊通マシナリー 8.7% 他

従業員数

28名 (2015年2月現在)


◇ 合同会社えひめ森林発電の概要

名称

合同会社えひめ森林発電

資本組入金

130.5百万円 (資本金10百万円、資本準備金120.5百万円

設立

2015年1月23日

出資比率

エネ・ビジョン100%

設備投資

約5,000百万円(設備、土木、建築込

従業員数

11名 (予定)

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