プレスリリース

powered by JPubb

本ページでは、プレスリリースポータルサイト「JPubb」が提供する情報を掲載しています。

2015-01-29 13:30:00 更新

スーパーマーケット向け冷凍機別置型ショーケース「EVシリーズ」808機種を発売 - 食の安全と省エネ・環境保全に対応

2015年1月29日

食の安全と省エネ・環境保全に対応

スーパーマーケット向け冷凍機別置型ショーケース「EVシリーズ」808機種を発売

商品名スーパーマーケット向け冷凍機別置型ショーケース
代表品番(一部)FPW-EV085CPS-EV8085TVQ-EV088KFCZR-EV087ED
品種冷蔵多段型冷蔵セミ多段型冷凍平型冷凍デュアル型
希望小売価格オープン価格
発売日2015年5月受注開始(予定)

パナソニックES産機システム株式会社は、2015年5月より、スーパーマーケット向けショーケースの新型モデル「EVシリーズ」808機種の受注を開始します。

冷設機器を使用するスーパーマーケットの店舗運営においては、食の安全を担保する高鮮度管理と、環境保全に対する取り組みが急務とされています。
当社では、外気変動に左右されにくく食品を一定温度に保冷する「新温度制御システム」を開発し、本シリーズから搭載します。これにより適性温度の保持による鮮度管理と、冷やし過ぎによるエネルギーロスを防止します。
また、冷媒(※1)による地球環境への影響を低減するにあたっては、冷設機器用冷媒のノンフロン化と機器の省エネ化が重要な課題です。当社では業界に先駆け、2009年から次世代冷媒として注目されているCO2を採用したショーケースの納入を開始、2014年12月末までにスーパーマーケット48店舗にCO2冷媒対応ショーケースを納入してきました。
本シリーズでは、新開発のCO2専用冷却器の開発により、今まで機種を限定して対応していたラインナップを272機種から651機種に拡大します。さらにLED照明の標準装備、冷却効率改善と省エネガラスドアの商品化により、ショーケース全体で最大30%のエネルギー削減を見込んでいます。

当社は、本製品で店舗運営を支援するとともに、業界の自然冷媒化を率先して推進していきます。なお本製品は、2015年2月10日(火)~12日(木)に東京ビッグサイトで開催される「第49回 スーパーマーケット・トレードショー2015」に出品します。

<特長>

  1. 「新温度制御システム」で高鮮度管理を実現
  2. CO2冷媒対応モデルを拡大(272機種→651機種)
  3. LED照明の標準装備・冷却効率の改善と省エネガラスドアの商品化で最大30%の省エネ

【お問い合わせ先】

パナソニックES産機システム(株)
コールドチェーン事業企画部 販売企画第1グループ 大型店舗機器チーム
担当:藤田 電話:03-6364-3448(直通)

【特長】

1.新温度制御システムで高鮮度管理を実現

新開発の温度制御システムにより、従来外気条件の変化に影響を受けていた庫内温度を一定に保冷することが可能になりました。これにより庫内温度の上昇による食品の鮮度低下、冷えすぎによる食品の劣化や消費エネルギーロスを防止します。基本構成は冷気の吐出空気温度センサー、吸込空気温度センサー、庫内空気温度センサーと電子膨張弁(※2)、これを制御するマイコンコントローラーからなります。
マイコンコントローラーは3つのセンサーからの温度情報から冷却状況(冷却不足、適正、冷えすぎ)を自動で判断し、冷気吐出空気温度を変化させることで庫内温度を一定に保ちます。また、電子膨張弁の制御により冷却器の性能を最適な状態にします。

2.CO2冷媒対応モデルを拡大(272機種→651機種)

CO2冷媒はその特性からショーケースの冷凍サイクル(※3)の構成要素を高耐圧仕様にする必要があります。現行機種では製造設備の制限から対応できる機種が限定されていました。
今回、CO2冷媒に対応した専用冷却器の開発と製造設備の導入により、従来対応できなかった長尺モデル(※4)の製造、異型モデル(※5)の製造を可能にしました。これにより対応機種を従来の272機種から651機種まで拡大しました。

3.LED照明の標準装備・冷却効率の改善と省エネガラスドアの商品化で最大30%の省エネ

本シリーズでは、ショーケース全体の消費エネルギーのうち10%を占める照明に従来一部の機種にのみ搭載していたLED照明を全機種に標準装備。発光部の均一化、省エネ化をすることで、照明用消費電力を最大75%削減するとともにメンテナンスの軽減も実現しました。演色(※6)は5種類で庫内の用途に合わせて色が選べます。
さらに、ショーケース基本形状の変更と冷却効率の改善による省エネモデルのラインナップ、後付け可能な省エネガラスドアをラインナップしました。これらにより店舗で使用されるショーケース全体の消費エネルギーを最大30%削減します。

※標準的な店舗(400坪 冷蔵用ショーケース41台 冷凍用ショーケース9台)における試算(現行シリーズとの比較)

ショーケース用照明省エネモデル省エネガラスドア消費電力量
現行シリーズ蛍光灯--315,872 kWh
本シリーズLED照明冷蔵ショーケース
36台
冷凍ショーケース
7台に装着
220,942 kWh

【仕様】

商品名スーパーマーケット向け 冷凍機別置型ショーケース
品番FPW-EV085CPS-EV8085TVQ-EV088KFCZR-EV087ED
品種冷蔵多段型冷蔵セミ多段型冷凍平型冷凍デュアル型
外形寸法2,438×1,080
×2,000
2,438×1,080
×1,700
2,438×1,800
×840
2,438×1,080
×2,000
質量(㎏)約300約255約420約316

■参考資料

【ショーケース出荷動向】

2010年度2011年度2012年度2013年度
業界全体82千台98千台131千台117千台

【主な冷媒別 特性一覧】

冷媒名ODP
オゾン破壊係数
GWP
地球温暖化係数
燃焼性毒性主な用途
自然冷媒CO2(R744)01不燃性なし給湯機、冷凍冷蔵
イソブタン03~強燃性なし家庭用冷蔵庫
アンモニア00弱燃性あり業務用冷凍機
代替
フロン
HFC冷媒R134a01,430不燃性なしカーエアコン
R407C1,770業務用空調機
R410A2,090エアコン、業務用空調機
R404A3,920ショーケース
フロンHCFC冷媒R220.0551,810不燃性なし業務用空調機、ショーケース
CFC冷媒R12110,900ターボ冷凍機、業務用除湿機

【用語解説】

※1冷媒冷凍機などで、圧縮を与えることによって、低温部から継続的に熱を吸収して運び、高温部へ熱を放出させるための熱媒体(流体)を指し、空調機やショーケースを冷やすために使用される。冷媒メーカーが作り出す様々な種類の冷媒が存在する。現在、冷凍機で使用される冷媒は、省エネ効果が高く、オゾン破壊係数ゼロの、代替フロン「HFC冷媒」(R410A、R404A等)が主流となっているが、地球温暖化係数が高いため、近年、自然冷媒化の動きが出てきている。
※2電子膨張弁膨張弁は凝縮器で液化された高圧の液冷媒を膨張させて蒸発させることで冷却を行う装置で、電子膨張弁はその制御を冷凍サイクルの各部の温度情報を電気信号で受け最適な制御を行う。電子膨張弁に対して従来の圧力、温度を機械的に受ける方式を一般的に機械式膨張弁と呼称している。
※3冷凍サイクル冷凍機の原理。圧縮機/凝縮器(液化)/膨張器/蒸発器(気化)の4装置に冷媒を循環させて、冷媒の気体と液体の相変化する時の熱エネルギーを利用する原理。
※4長尺モデルスーパーマーケット向けショーケースは基準の長さ寸法を尺(約305mm)を使った呼称を使用している。標準的な寸法は4尺、6尺、8尺、9尺、12尺が基本。
長尺モデルとはこのうち9尺、12尺程度の長さのものを指す。
※5異型モデルショーケースの外観や陳列スペースが真直ぐな標準型に対して、コーナーのレイアウトを構成するためのコーナー型ショーケース、ケースを2台背面合わせで並べたエンド部に配置するラウンド型ショーケース、平型ケースの上部に扉付のショーケースを配置したデュアル型ショーケースなどを指す。
※6演色照明の光源から出た光が物体を照らしたときに、その物体の色の見え方に影響を及ぼす特性。食品ごとに最適な色味を出すために特性を調整する。

以上

プレスリリースの内容は発表時のものです。
商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。


再生可能エネルギー等に関するプレスリリース
電力会社・ガス会社等によるプレスリリース

情報提供:JPubb

プレスリリース一覧に戻る