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2013年8月10日
関西電力株式会社
平成25年8月10日、運転中の舞鶴発電所2号機(90万kW)で、石炭の燃焼時に生じる窒素酸化物の排出濃度が、午前0時から1時の1時間の平均値で55ppmとなり、京都府、舞鶴市および福井県高浜町との環境保全協定値※1である45ppmを超過しました。
窒素酸化物については、排煙脱硝装置※2でその量を低減させていますが、発生当時、排煙脱硝装置で使用するアンモニアガスを供給する2系統の弁のうち、A系統の弁に異常が発生し、アンモニアガスの供給が停止しました。そのため、B系統のアンモニアガスの供給量を増加させるとともに発電出力を降下させ、手動でA系統のアンモニアガス供給も再開しましたが、結果として、環境保全協定値を超過したものです。
異常があったA系統の弁については、点検の結果、制御回路の一部に水滴が確認されたことから部品の取替えを行うとともに、B系統の弁についても点検を実施し、健全性を確認したため、現在は通常運転を行っています。
(※1)環境保全協定…事業活動における環境保全のための措置等について自治体との間で締結した協定
(※2)排煙脱硝装置…ボイラより発生する燃焼排ガスに含まれる窒素酸化物を除去する装置
1号機 | 2号機 | |
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運転開始 | 平成16年8月 | 平成22年8月 |
定格出力 | 90万kW | 90万kW |
以 上
<添付資料>
情報提供:JPubb